不妊治療について芸能人夫婦が取り組むことによって与える影響について

不妊治療とは子供が欲しいけれども、なんらかの理由で子供ができない夫婦のために、
その原因を探り、妊娠から出産までの手助けをするための治療です。

治療の内容としてはまず、男性から精子と、女性からは卵子の提供を受け、
遺伝子解析などの調査を行うこと等で原因を探ります。

また、高齢である場合や、病気のために精子や卵子を作ることが出来ない、また、
子宮頸がんなどのために子宮を摘出している場合になども治療の対象として含まれます。

このような場合には人工授精の方法が用いられることがあり、夫婦のうち男性から提供された精子と
女性から提供された卵子を人工的に医師が結合させ、それを女性の胎内に戻すことで、
妊娠させるという方法です。

また、子宮頸がんなどの各種疾病によって、女性が卵子は作ることができても妊娠をすることができないような場合には、代理母出産の方法が用いられる場合があります。

芸能人の場合にも、代理母出産を選択する人もおり、そのような場合には、報道されることで社会的影響が及ぶ場合もあります。

代理母出産とは、夫婦のうち、通常の人工授精と同じく、まずは男性から抽出した精子と女性から提供された卵子を人工的に受精させ、それを出産経験豊富な女性の胎内に着床させることで、胎児を成長させ、出産に結び付けるという方法であり、現在はアメリカで行われています。

そのため、日本人夫婦がこの方法を選択する場合はアメリカへ渡らねばならず、
また、代理母を見つけなければならないという困難があるほか、代理母への報酬などの問題が生じる場合があります。

また、もっとも大きな問題としては、子供が夫婦関係のない他人から出生されることになるため、
戸籍上の母が誰になるのかという法律的に難しい問題があります。

芸能人の夫妻が代理母出産を選択したケースにおいては、区役所では拒否されたために、裁判に移行し、
東京高等裁判所は戸籍上の母親は卵子を提供した母親であると認めましたが、
最高裁判所では覆されることになりました。

最高裁判所は現在の法律によっては、代理母出産で生まれた子は、精子を提供した男性と、代理母との子供となるとしながらも、このような問題の解消のために早急に対策を立てる必要があるとしており、
不妊治療の発達と共に、今後も新しい問題が生じる可能性があり、議論が必要となっています。

このように、不妊治療はまだ発展段階にあるために、芸能人夫婦が不妊治療に取り組むことで、世間の注目や問題意識が高まり、議論が進展するという側面があります。